インド・クリケット協会(BCCI)と国連環境計画(United Nations Environment Programme)は、インド国内のクリケット場におけるプラスチック使用を廃止する目的で、新たにパートナーシップ協定を結んだ。
インドが直面する環境問題に対する取り組みや、より持続可能なソリューションをスポーツ界と一般的な日常生活の両方で推進することが狙いだ。
BCCIは、すでにプラスチック汚染の危険性に関する啓発映像をインディアン・プレミアリーグ会場で流す活動をしており、今後はクリケット場における使い捨てプラスチックの段階的廃止にも重点を置く。
マディヤ・プラデーシュ州のホルカー・スタジアムでは、同スタジアムで発生する使い捨てプラスチックの種類と量を算定するプラスチック監査を実施し、廃棄物管理システム導入のためのマスタープラン策定の参考にする。
また、カルナータカ州クリケット協会(Karnataka State Cricket Association)は、ベンガルールのM・チナスワミー・スタジアムに来場した32,000人以上の観客に、プラスチック製のカップやボトルに代わるサステナブルな代替品を提供した。
基本合意書に署名したBCCIのアミタブ・チョウダリー名誉事務局長代行は、パートナーシップ協定について次のように話した。
「BCCIは、国連環境計画とのパートナーシップ協定を発表することができ、非常に嬉しく思っています。今回の協定は、インドで環境保護のメッセージを広げる上で大きな一歩となります。試合観戦に来る観客に廃棄物削減の重要性を理解してもらえるよう、クリケットをエコスポーツにするお手伝いをしたいと思います」
また、チョウダリー氏と共に基本合意書に署名した国連環境計画のエグゼクティブ・ディレクター、エリック・ソルハイム氏は、次のように話した。
「環境とスポーツというのは、実は多くの人が思っている以上に密接な関係があります。健全な環境なくしてスポーツの発展はありえません。
国連環境計画とBCCIがパートナーシップ協定を結び、クリケットの力で環境保護活動を推進できることを嬉しく思っています」
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元記事 - PLASTIC TO BE PHASED OUT ACROSS BCCI STADIA
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