ResearchAndMarkets.comが発行した報告書「ソフトウェア、サービス、地域の観点で見るスマートスタジアム市場 - 2023年までのグローバル予測」は、世界全体のスマートスタジアム市場は現在は46億米ドル(約5,169億円)規模だが、2023年までに125億米ドル(約1兆4,047億円)規模に成長すると予測している。
同報告書は、改修などによりスマート化するスタジアム数が増加することから、今後数年間の複合年間成長率は22.1%にもなるとしている。
世界市場で最大のシェアを誇ると予測されるのは、大陸全体で1,335か所のスタジアムがスマート化するとみられる欧州だが、インド、日本、中国、オーストラリア、ASEAN諸国でも大きな成長が見込まれている。
また、アジア太平洋地域の国々では、「スタジアムでのセキュリティ強化、安全性確保、ファン体験の向上を目的としたデジタル技術の導入事例が急速に増えている」ことから、同地域の急成長も予測されている。
ResearchAndMarkets.comは報告書について、次のように述べている。
「デジタルへの移行は、すべてのスタジアム所有者および来場客に大きな恩恵をもたらすものである。駐車場の空きスペースをはじめ、スマートスタジアムのコンセプトはチケット管理、群集管理、座席アップグレード、トイレの待ち状況、Wi-Fiネットワーク、飲食の注文、グッズ購入、SNS更新、事故発生時および緊急時対応管理、スマート照明、セキュリティシステムの統合など、複数の技術の統合を可能とする。
デジタルへの移行により、スタジアムの所有者は新たな収益を生み出す機会を得ることになる。本報告書はソフトウェア、サービス、地域の観点で見るスマートスタジアム市場を網羅しており、ソフトウェアの部分はさらにデジタルコンテンツ管理、スタジアムと公共安全、自動化システムの構築、イベント管理、ネットワーク管理、群集管理に分けて説明している。
また、サービスの部分はコンサルティングサービス、配備・統合サービス、サポートと維持管理サービスに細分化している」
報告書は、こちらから購入・閲覧が可能だ。
※金額はすべて2018年7月中旬で換算
Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - SMART STADIUM MARKET TO HIT $12.5BN BY 2023
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