W杯カタール大会のルサイル・スタジアム、作業が順調に進行
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完成に向けて作業が進むルサイル・スタジアムの建設現場
完成に向けて作業が進むルサイル・スタジアムの建設現場 (画像:Supreme Committee for Delivery & Legacy (SC))

2022年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の開幕戦と決勝を開催するルサイル・スタジアムの建設作業は、基礎構造の75%が完成し、竣工に向けて着実に進んでいる。

W杯開催会場のインフラ整備を担当する2022年大会インフラ整備最高委員会(SC=Supreme Committee for Delivery & Legacy)の公式アップデートによると、現場では「作業が急速に進行している」と明らかにした。

ルサイル・スタジアムの西側スタンドは70mの高さで、導入されるVVIP(最重要ゲスト)やVIP、メディアルームなどの整備も始まった。同スタジアムの落成後の収容人数は80,000人だ。

SCのスタジアム・プロジェクト・マネージャー、タミム・エル・アベド氏は次のように説明した。

「現場での作業は2016年末に始まりましたが、1年半という短い期間でプロジェクトが大きく進んだことは一目瞭然です。

基本構造が完成に近づいたことで、地上に立つスタジアムの全貌も見え始めてきました。現場の姿は日々変わり、作業チームや毎月やってくる多くの訪問客も興奮しています」

3,500人の作業員のための宿舎や施設など、スタジアム周辺の整備も進んでいる。

ルサイル・シティ自体の建造も順調で、SCは新都市計画の一環で新たに建てられたマンションに入居者が移住し始めている、と述べた。完成後のルサイル・シティには200,000人が暮らし、170,000人が通勤すると試算されている。

また、ルサイル・スタジアム地区に直結する路面電車システム「ルサイル・ライト・トラム」も整備工事も完成間近だ。

エル・アベド氏は、この大規模な都市開発計画について、以下のように話した。

「スタジアム地区全体に新たに誕生する街への期待感が漂っています。いずれマッチデーに何千人ものファンを運んでくるようになる地下鉄のルサイル駅も、スタジアムの近くにあります。

完成が近づき、この計画に参加できて良かったと感じています。カタールの人々も、スタジアムを楽しみにしてくれているといいですね」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - QATAR'S LUSAIL STADIUM TAKING SHAPE

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