サッカーのイングランド・プレミアリーグ(1部)のトッテナム・ホットスパーFCは、現在建設中の新スタジアムの公式クラフトビール・サプライヤーに、地元のビーヴァータウン・ブルワリー(Beavertown Brewery)を選定した。契約には、最先端の設備が充実する同スタジアム内にマイクロブルワリーをオープンする内容も含まれている。
トッテナムによると、スタジアム内にマイクロブルワリーを設置するのは世界初の試みになるという。トッテナム地区を拠点とするビーヴァータウン・ブルワリーは、人気クラフトビールや、クラブとのコラボ企画で生まれたオリジナルビールをスタジアムで提供することになる。
このマイクロブルワリーは、屋台横丁を彷彿させるフードコート「ザ・マーケット・プレイス(The Market Place)」と共に、スタジアムの南東側の角部分に開設する。また、クラブの国内大会の公式戦開催時は、ビーヴァータウン・トッテナム・バーでクラフトビールを楽しむことができる。
トッテナムのマシュー・コルコット運営部長は以下のように話した。
「クラブは地域コミュニティを大事にしており、これまでも地域の皆様やビジネスと協働してきた実績があります。ですので、新スタジアムから3.2km以内に拠点を置くビーヴァータウンのような地元ビジネスと協働する機会は特別なものです。
今回のケースは、新スタジアムの建設が地場産業を支援する好事例で、さらに、スタジアム内にマイクロブルワリーやバーを開設するというユニークなコンセプトは、すべての来場客の皆様に我々のスタジアムならではの独特なマッチデー体験を提供したい、というクラブのビジョンを表しているといえます」
ビーヴァータウン・ブルワリーの創業者のローガン・プラント氏は以下のように喜んだ。
「プレミアリーグ初となるスタジアム内のマイクロブルワリー開設実現のため、トッテナムと協働することができるのは、非常に光栄なことです。ビールをスタジアム内で醸造し、そこから数メートルの場所で提供できるということにワクワクしています。
私たちの主要ラインナップだけでなく、スペシャルビールや、スパーズ(トッテナムの愛称)とビーヴァータウンのコラボビール、そして、人気商品のネック・オイル・セッションIPA(Neck Oil Session IPA)をスタジアム中で提供し、スパーズのファンの皆様を刺激的なビーヴァータウンの世界にお連れしたいと思います。
クラブが新スタジアムと共に成し遂げようとしている野望はとてつもなく大きなもので、前人未到のスタジアム体験の提供を目指すスパーズのお手伝いができるのは楽しみでなりません。
また、スパーズのとのパートナーシップにより、喉カラカラのサッカーファンという新たな顧客が私たちのビールを手に取ってくれる機会が増え、ビーヴァータウンのファンベースが拡大することは、素晴らしいビールをすべての街角に届けるという私たちの信念にまさに合致するものです」
トッテナムはオランダのハイネケンとも新スタジアムの公式ビール・パートナー契約を結んでおり、同社はアムステル、ストロングボウ、オールドムート・サイダーなどのビールやサイダー(リンゴ酒)商品を提供する。
新スタジアムではコンコースおよびホスピタリティエリアで、全商品を生または瓶で購入可能だ。また、VIPスイートの利用者は、ハイネケンのビールサーバー「ブレード」で、いつでも好きな時にビールを注ぐことができる。
トッテナムとビーヴァータウン・ブルワリーのプロモーション動画はこちら。
Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - SPURS CLAIM FIRST WITH STADIUM MICROBREWERY
THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB