米・レンタカー大手のエンタープライズ(Enterprise)は、金融サービス業のスコットトレード(Scottrade)社に代わり、米・アイスホッケーのプロリーグ(NHL)に所属するセントルイス・ブルースの本拠地「キール・センター」(収容人数19,000人)の命名権を獲得した。
今回、エンタープライズとブルースが結んだ命名権契約の期間は15年間で、現在は命名権により「スコットトレード・センター」の呼称で知られるキール・センターは2018年7月1日より「エンタープライズ・センター」と呼ばれることになる。
同アリーナのネーミングライツ・パートナーとなったエンタープライズは、施設の屋内外にサイネージ(広告)を掲出できるようになる。なお、今回の契約は、同アリーナの飲食販売スペース改修中というタイミングで結ばれた。
ブルースを所有するグループには、エンタープライズ・ホールディングス基金(Enterprise Holdings Foundation)のジョアン・テイラー=キンドル氏と、エンタープライズのアンディ・テイラー会長も含まれている。
テイラー=キンドル氏は以下のように話した。
「ブルースもエンタープライズもセントルイス生まれなので、今回のパートナーシップは自然な結び付きだと思います。昨年、ブルースは50周年を、そしてエンタープライズは60周年をセントルイスで祝いました。エンタープライズにとってセントルイスは大きな意味を持ちます。
ここは、私の家族が事業を始めた場所であり、また、当社の多くの従業員やお客様が仕事をして、暮らす街でもあります。そういう意味でも、ブルースとのパートナーシップをこのレベルまで引き上げることができて嬉しく思うと同時に、今後、エンタープライズ・センターでたくさんの輝かしい思い出が作られることを想像すると、とてもワクワクします」
エンタープライズのシニア・バイスプレジデントで、最高マーケティング&コミュニケーション責任者のパット・ファレル氏はセントルイス・ポストディスパッチ紙に対し、以下のように語った。
「通常、今回のようなネーミングライツ契約は、製品を忠実なファンたちに露出することがすべてです。弊社の場合は、命名権を行使することによって得られるメディアでの露出度に基づいて契約を交渉しました。施設に冠されるスポンサー名というのは、地元の人だけでなく、NHLチームがある他の都市でも認識されるわけことになるのです」
エンタープライズは約10年間にわたり、NHLともパートナーシップ関係を築いている。
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元記事 - ENTERPRISE LANDS NAMING RIGHTS TO NHL ARENA
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