シラキュース大学、スタジアム改修に1億1,800万ドルを投資
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シラキュース大学のキャリア・ドーム改修後の予想図
シラキュース大学のキャリア・ドーム改修後の予想図 (画像:Syracuse University)

ニューヨークのシラキュース大学は、所有する多目的スタジアム「キャリア・ドーム」の改修計画に1億1,800万米ドル(約130億円)を投資する計画を発表した。

49,000人収容のキャリア・ドーム改修は2020年秋の竣工を予定しており、同大学はプロジェクトの主幹は、「学生、学部、職員、卒業生、ファンなど、すべての来場者に新たなスタジアム体験を提供すること」と話した。

今回の計画は2016年5月に発動した、総工費2億5,500万米ドル(約280億円)のウェスト・キャンパス改造戦略の第2段階にあたり、固定屋根の新設、吊り下げ型スコアボードの設置、最新の照明・音響システム、バリアフリー施設の向上、追加のWi-Fiコネクティビティ導入など、スタジアムの施設面の大幅改修が行われる。

また、バリアフリーの入場口、既存のエレベーターの改修、5機の電動ドア開閉装置追加、聴覚障害者用の字幕ソフトウェアの導入、新たな車いす席の設置など、障害者用のバリアフリー施設拡充に対し、600万米ドル(約6億6,000万円)相当の費用を投資する。

シラキュース大学のケント・シヴェラッド総長は以下のように語った。

「本日は、シラキュース大学にとって素晴らしい日になりました。大学敷地内で、当校のビジョンや使命をどのように実現していくかという道筋を示した20カ年計画の『キャンパス構想(Campus Framework)』が定める目標に近づく、大きな一歩を踏み出したのです。

新たなスタジアム体験を生み出すことは、賑やかで多様性に溢れるキャンパス・コミュニティをサポートする上で大事な要素です。

家族や友人の前で学位や修士号・博士号を受け取る現役の学生や院生だけでなく、この空間で競技に参加する選手といったすべての学生たち、そしてスポーツ大会やコンサート、その他のイベントを観るためにキャンパスを訪れるすべての人々のことを考えると、楽しみでしかたありません」

キャリア・ドームには他にも新しい空調設備、バリアフリーの多目的トイレ、飲食販売スペースなどが追加で整備されるが、これらの設備が稼働するのは2022年秋以降になる。

シラキュース大学のジョン・ウィルダック運動部長は以下のように話した。

「キャリア・ドームは全米で唯一、女子競技2種目を含む、5種目の競技を開催できるスタジアムで、今回の改修はシラキュース大学運動部にとって大きな変革を意味します。施設が改修されることで、当校のコーチや運動部職員が、文武両道に秀でた学生にとって魅力的な環境づくりを継続してサポートできるようになるのです。

また、当校運動部主催のスポーツ大会の運営に支障をきたさないよう、大学執行部が運動部と密接に協力してくれることに特に感謝しています。工期に合わせて色々調整する必要がありますが、運動部の各チームの活動にできるだけ影響が出ないことを願っています」

※金額はすべて2018年6月上旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - SYRACUSE UNIVERSITY PLANS $118M STADIUM REVAMP

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