EFLのハーヴィCEO 「ウェンブリーの売却益は、クラブに分配すべき」
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売却が検討されているウェンブリー・スタジアム
売却が検討されているウェンブリー・スタジアム (画像:Wonker)

イングリッシュ・フットボール・リーグ(EFL)のショーン・ハーヴィCEOは、ロンドンのウェンブリー・スタジアム売却による利益は、国内のクラブに分配すべきだと強調した。
※イングランドのプロサッカーリーグの2部から4部までの統括機構

これは2018年6月、米国の富豪でNFL(アメフト・プロリーグ)のジャクソンビル・ジャガーズのオーナーのシャヒド・カーン氏が、イングランドのナショナル・スタジアムであるウェンブリー・スタジアムの購入に関し、同国サッカー協会(FA)に金額を提示したと報道されたことへの言及で、カーン氏の提示額は、最大で10億ポンド(約1,463億円)になると推測されている。

EFLのハーヴィ氏はウェンブリーの売却益は、プレミアリーグ所属の20クラブだけでなく、EFL所属の72クラブに対しても分配されるべきだと話した。

ハーヴィ氏は英国のザ・タイムズ紙に対し以下のように話した。

「現在の仕組みでは、売却益からコスト分を差し引いた額の50%がプロリーグに対して分配されることになっています。ただ、イングランドのサッカー界全体にとって恩恵をもたらす活用方法と判断された場合のみ、例外的にそれ以上の割合が分配される可能性もあり、そのような場合はクラブも分配対象になります。

EFLの72クラブとプレミアリーグの20クラブはすでにそれぞれの地域コミュニティで、多くの草の根活動に尽力しています。こういった地道な活動をさらに幅広く展開したり、各クラブのアカデミーで若い選手たちが練習に集中できる施設を整備するための基金の設立が理想的な資金の用途でしょう。また、ファンやサポーターのために、スタジアム改修費用として分配金を使うのも理想的です」

カーン氏は、同氏が所有するジャガーズが、複数年にわたるロンドンでの興行権を保有しており、FAにとっても草の根活動への投資金を手に入れるチャンスであることから、同氏がウェンブリーを購入することが、すべての関係団体にとって有益だと主張している。

※金額はすべて2018年6月上旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - CLUBS MUST BENEFIT FROM WEMBLEY SALE, SAYS EFL CHIEF

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