サッカーのイングランド・プレミアリーグ(1部)のマンチェスター・ユナイテッドFC(マンチェスターU)のマネージング・ディレクター、リチャード・アーノルド氏は、現在計画されている本拠地「オールド・トラッフォード」の改修事業を実施した場合は、代替ホームとなる別のスタジアムでのホーム戦開催を余儀なくされる、と話した。
マンチェスターUは1910年以来、オールド・トラッフォードを本拠地としており、計画ではサー・ボビー・チャールトン・スタンドに客席をもう1層増設し、スタジアム全体の収容人数を現在の約76,000人から約90,000人に拡張改修することが盛り込まれている。
だが、その計画の大きさから、改修工事は数シーズンにわって実施する必要があり、マンチェスターUは工事中は代替地を仮のホームとせざるをえないだろう。
アーノルド氏はサウスチャイナ・モーニングポスト紙に対し、以下のように改修の難しさについて言及した。
「残念ながら、改修を必要とする最後のスタンドが一番簡単なスタンドというわけにはいきませんでした。最後に残ったのは、サー・ボビー・チャールトン・スタンドなのですから。サー・ボビー・チャールトン・スタンドの両側には余剰スペースがほとんどなく、建築工学的に非常に難しいチャレンジになります。数シーズンにわたる大規模な改修作業になり、代替地への一時的な移転なしに達成できるかは定かでありません」
マンチェスターUと同じくプレミア・リーグに所属するトッテナム・ホットスパーFCも今季は同様の問題に直面し、新スタジアムの建設工事が行われている間は、ウェンブリー・スタジアムを代替ホームと使用していた。
アーノルド氏は、マンチェスター市内にはマンチェスターUが使用できる代替ホームは不足しており、適切なスタジアムを見つけるのは難しいと認めた。
「マンチェスターUはイングランド最大のファンベースを持つクラブです。また、ここはロンドンではないので、ウェンブリーを使うわけにもいきません。簡単な問題ではありませんし、オールド・トラッフォードの持つホームアドバンテージを失いたくないのも事実です」
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元記事 - OLD TRAFFORD DEVELOPMENT MAY RENDER UNITED 'HOMELESS'
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