アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)に所属するミネソタ・ユナイテッドは、新スタジアムへの移転を前に、IT企業のアトミック・データ(Atomic Data)社と複数年にわたるパートナーシップ契約を結んだ。
アトミック・データは、ミネソタ・ユナイテッドの公式Wi-Fi・IT・クラウドパートナーとしてサービスを提供する。ミネソタ・ユナイテッドは2017年にMLSデビューしたばかりの新チームで、2018年現在はTCFバンク・スタジアムを本拠地としている。
クラブの新ホームで、21,500席のアリアンツ・フィールドは、現在セントポール市のミッドウェイ地区で建設中で、2019年に開場予定だ。アトミック・データはスタジアム内のLAN、IP電話システム、来場者用Wi-Fiといったシステムの設計、構築、管理、監視、技術サポートを担当する。
アリアンツ・フィールドには400台のワイヤレスアクセスポイントが設置され、サポーターや来場者は広範なカバレージとコネクティビティを利用できるようになる。アトミック・データは、アリアンツ・フィールド建設中も技術顧問としてサービスを提供し、竣工後はオンサイトおよびリモートサポートのかたちでマッチデー運営を支援。見返りとして、スタジアム内のWi-Fiネットワークの独占命名権と、デジタルサイネージや看板広告の掲出権を取得する。
アトミック・データは、すでに2014年からクラブのフロントオフィスにITサポートを提供し、スタジアムを紹介するアリアンツ・フィールド・エクスペリエンス・センターの推進力としてクラブと協働しており、今回の契約は、両社の関係をさらに強化した格好だ。
ミネソタ・ユナイテッドのクリス・ライトCEOは以下のように語った。
「我々の目標は、アリアンツ・フィールドをミネソタだけでなく、中西部や合衆国全体をも代表するランドマークにすることです。それは今日では、最上級のデジタル体験をファンに提供することを意味します。コミュニティを繋ぎ、コミュティとクラブを繋ぐこと、そしてインクルージョンや献身性、チームワーク、尊重といったクラブの価値観を共有する企業との協働は、どれも我々が最も大事にするものです。アトミック・データは、ホームの全試合やイベントでコネクティビティや、インタラクティブかつ記憶に残るスタジアム体験を提供してくれる、最良のパートナーだと自信を持っています」
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元記事 - MINNESOTA UNITED CONNECTS WITH ATOMIC DATA FOR NEW STADIUM
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