アバディーンの新スタジアムが建築開発許可を取得
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建築開発許可を得たアバディーンの新スタジアムと複合施設
建築開発許可を得たアバディーンの新スタジアムと複合施設 (画像:Aberdeen FC)

サッカーのスコットランド・プレミアシップ(1部)のアバディーンFCは2018年4月24日に、市議会から正式に建築開発許可を受け取った。同クラブの新スタジアムと練習場を含む複合施設の整備事業が、実現に向けて大きく動き出すことになる。

アバディーンFCは、ウェストヒルに近いアバディーン市内のキングスフォード地区に20,000席の新スタジアムを建設する計画で、事業開始に向かって手続きを進めていたが、新施設がキングスフォード地区に渋滞を引き起こす要因になる可能性や、緑地帯の一部が用地として利用されることへの懸念の声も上がっていた。市議会は1月の時点で計画を承認する方針を決定しており、今回、正式に許可を発行したかたちだ。

また、スコットランド自治政府も3月にこの整備計画について国レベルで判断する必要性はないと表明していたことから、24日の許可取得を受けて、クラブが計画を開始する道筋は立ったといえる。BBC放送は、早ければ6月にも建設工事が起工すると報じた。

アバディーンFCのスチュアート・ミルン会長は以下のように語った。

「正式に許可を取得できたことは、長い時間がかかっている、クラブや地域にとって必要不可欠な練習場やコミュニティ施設の整備事業にとって良いニュースです。事業契約を地元企業と締結し、開発用地で作業を開始できることを楽しみにしています。整備反対の声もありますが、計画は適切な手続きを経て、民主的な方法で許可を取得しているので、工事を滞りなく開始する自信があります。

計画立案や法務の専門家と協議をした結果、反対派の方たちも計画を止めることはできないことが明らかになりました。今後数ヶ月間にわたり異議を唱えることはできるでしょうが、最終的には整備計画は実現します。開発範囲に緑地帯が含まれるという理由で異議申し立てがなされても、裁判所も好意的には受け取らないでしょう。

反対派の方たちは、開発計画の許可手続きが適切でなかったと立証する必要があり、例えそのような指摘が支持されたとしても、クラブと市議会は単に手続き上の不備を修正し、再度開発許可を取得する手続きを行なえば、同じ結果になるだけです。

抗議団体に寄付や署名をしている方たちが、募金によって計画を止めることはできず、無意味な抗議活動は市議会の資源を無駄遣いするだけでなく、アバディーンという投資に適した地域に風評被害を与えかねない、ということを正しく理解していなければ、活動に寄付をする人たちにとっても公正でフェアであるとはいえません。

私たちの目標は、地域コミュニティと建設的に協力し合い、良き隣人として、地域の人々が利用できる最高のスポーツ施設と、クラブにとって最高の練習場を整備することです」

だが、許可取得の発表後も、クラブのキングスフォード地区への移転に反対する市民団体「NO キングスフォード・スタジアム」は訴訟を計画しており、団体に所属するクレア・デイヴィッドソン氏はBBC放送スコットランドに対し、以下のように語った。

「地域コミュニティが市議会の決定に対してできる抗議手段は、異議申し立てだけです。開発が正式に許可されたので、90日間で裁判所に司法審査請願を行う必要がありますが、弁護団ともう少し詳細について協議しなくてはなりません」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - NEW ABERDEEN STADIUM GRANTED PLANNING PERMISSION

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