クライストチャーチ市、複合スポーツ施設とスタジアムの新整備案を見直し
クライストチャーチ市、複合スポーツ施設とスタジアムの新整備案を見直し

クライストチャーチ市、複合スポーツ施設とスタジアムの新整備案を見直し

  • twitter
  • facebook
  • bookmark
  • push
  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7

クライストチャーチのランキャスター・パーク
クライストチャーチのランキャスター・パーク (画像:Geoff Trotter)

ニュージーランド南島のクライストチャーチの市議会は、新たに屋根付きスタジアムを整備する計画を発表した。クライストチャーチ市には、38,628人収容の競技場「ランキャスター・パーク」があったが、7年前のカンタベリー地震で大きな被害を受けていた。

2011年2月、クライストチャーチ市はマグニチュード6.2の大地震の直撃を受け、185人の犠牲者を出すなど、広範にわたる被害が発生した。

地震発生以前は、ランキャスター・パークはニュージーランド・スーパーラグビーのクルセイダーズの本拠地およびクリケットの国際試合の開場として使用されていたが、地震の大打撃により、被害を検証した調査団は改修不可と判断していた。

ミーガン・ウッズ広域クライストチャーチ再開発担当大臣が発表した計画によると、新スタジアムは市が2021年に開場予定の複合施設「メトロ・スポーツ・ファシリティ」の一部ではなく、別施設として整備されるとのことだ。

ニュースハブ紙によると、ウッズ大臣は以下のように指針を述べた。
当該記事はこちら

「連邦政府と市議会はスタジアム整備事業についても協議しています。もちろん、詳細は投資対効果検討書の内容次第ですが、ラグビーの国際試合やスポーツの主要大会、娯楽イベントなどを開催できる規模の屋根付きスタジアムの整備を考えています。

スタジアムの工期については、市議会が長期的な視点を考慮した上でスケジュールを前倒しにすれば、クライストチャーチにも早い段階で常設スタジアムが整備されることになります」

新スタジアム計画は、政府が高コストを理由に、既存の複合施設整備計画に待ったをかけた直後に発表された。

だが、見直しによってコストと規模を削減したはずのメトロ・スポーツ・ファシリティの新計画には、スイミングプール(50m × 10レーン)と小規模プール、ウォータースライド、体育館、フィットネスジム、ネットボールや屋内スポーツ用コート、固定席および可動席で構成される観客席など、当初案で企画された施設がそのまま盛り込まれている。

ウッズ大臣は以下のように当初案の問題点について説明した。

「メトロ・スポーツ・ファシリティは当初、2016年の開場を予定していましたが、躯体だけで契約金額を遥かに上回る7,500万NZドル(約57.3億円)の予算オーバーに直面しつつ、スタジアムの設計や整備コストも不確かな状態でした」

また、ウッズ大臣は、計画が承認されればメトロ・スポーツ・ファシリティの整備事業は速やかに起工し、可能であれば2021年末までには開場させたい、と話した。

※金額はすべて2018年6月上旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - CHRISTCHURCH REVAMPS DEVELOPMENT PLANS WITH NEW STADIUM

TSB-Logo.png



THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB

  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7