ラグビーのイングランド・プレミアシップ(1部)に所属するグロスター・ラグビーは、本拠地キングスホルム・スタジアムのコネクティビティのアップグレード事業に関する詳細を公表した。アップグレードは2018-19シーズン開幕に間に合う予定。
キングスホルム・スタジアムのITインフラは刷新されており、クラブは2018-19シーズン開幕までに最先端のWi-Fi システムを利用できる見込みだ。デジタルインフラ構築を専門とするランドウェイズ(Landways)社が開発した新サービスの試験導入は、2017-18シーズンのホーム公式戦開催中に実施された。
グロスター・ラグビーは、新たにスタジアム全体に展開されるデジタルインフラにより、市場における最新のWi-Fiを提供できる、と自信を見せる。ランドウェイズのクリス・スメドリーCEOは以下のように述べた。
「当社史上最大本数の光ファイバーケーブルをスタジアム全体に展開しました。また、今後数年間で急速に増加すると予想される無線データの需要を管理するために、いくつかのユニークな技術設計も施しています。
利用開始後は、ネットワークを注意深く監視し、Wi-Fiシステムの容量オーバーにならないように、グロスター・ラグビーと協働しながら必要に応じてアップグレードをインストールしていきます。キングスホルム・スタジアムが、英国最高のコネクティビティを誇るスポーツ施設のひとつであり続けることが重要です」
新システムの導入に伴い、グロスター・ラグビーは新たなファン体験向上目的のモバイルアプリを立ち上げる。開発したのは、デジタルエージェンシーのクロック(Clock)社だ。
クロックは「Colooder」というプラットフォームで、ハーフタイムのクイズや子供たちが遊びながらラグビーについて学ぶことができるゲーム、試合のライブ実況フィード、飲食の事前予約、賞品やバーゲンの告知、ディベートや議論、MVPのライブ投票、ファンが投稿する画像ギャラリー、1クリック購入、選手・試合・ファンに関するアプリ限定コンテンツなどの提供により、ファン体験をより豊かなものにできると考えている。
アプリは2018-19シーズン開幕までに立ち上げられ、スタジアムの新Wi-Fiシステムにアクセスするためのポータルの役割を持つ。
グロスター・ラグビーのスティーブン・ヴォーンCEOは以下のように話した。
「我々が住んでいるのは間違いなくデジタルの世界です。クラブの将来を確実なものにするためには、クラブがテクノロジーの最先端にいて、キングスホルム・スタジアムの来場客に高速Wi-Fiを提供するだけでなく、今まで以上に観客を魅了できなくてはなりません。新しいアプリによって、キングスホルム・スタジアムの来場客は、高速Wi-Fiやマッチデー体験を向上する多くのサービスにアクセスできるようになります」
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元記事 - GLOUCESTER RUGBY BOOSTS STADIUM CONNECTIVITY AT KINGSHOLM
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