パリに拠点を持つ建築設計事務所のSCAUアルキテクテスは、クラマール地域のスタッド・ユヌベル(Stade Hunebelle)を改修し、植生により木々が生い茂るグリーンベニューへと変身させる計画を提案した。2024年にパリで開催される夏季オリンピックで使用される可能性もある。
計画では、陸上用トラックのある多目的スタジアムのスタッド・ユヌベルを、クラマールに隣接する森に溶け込むイメージで拡張改修する。総工費は4,100万ユーロ(約53億円=2018年5月10日現在)を想定している。
初期案のCGパースでは、スタジアムが植生に覆われ、隣接する森に馴染んでいる様子が描かれている。
Arch Daily紙によると、緑のファサードには天窓や照明灯が設置され、ガラスの反射板と共にインテリア空間に光を入れる設計になっている。
来場客はこのガラスの反射板を通してスポーツイベントを観戦でき、夜になると反射機能が反転することで、イリュミネーションを楽しみくことができるようになるという。
また、ボーリング場、娯楽室、ジム、陸上用ホール&フィールドなどが、すべて敷地内部の空間にインドア施設として整備される。
開発許可が下りれば、SCAUアルキテクテスはスタッド・ユヌベルが2024年のパリ五輪の会場のひとつになるように、同年までには改修を完成させたい意向だ。
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元記事 - PLANS REVEALED FOR 'VEGETATED' PARIS 2024 OLYMPIC VENUE
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