サッカーのスコットランド・プレミアシップ(1部)のセルティックFCは、女性サポーターたちの要望に応え、2018-19年シーズン開幕時から本拠地セルティック・パークで生理用品を無料で利用できる取り組みを実施する。これは、女性のピリオド・ポヴァティ(生理貧困)が社会問題となっている英国においても前例のない取り組みだ。
3人の女性サポーター(エリン・スラーヴェン氏、オーレイス・ダフィ氏、ミカエラ・マッキンレー氏)が、グラスゴーの名門であるセルティックに対し、女性衛生用品の必要性に関する懸念を提起し、クラブがこれに向き合ったかたちだ。
スラーヴェン氏はオンライン署名プラットフォーム「change.org」で、サッカーの試合観戦時における女性サポーターの体験に基づき、ピリオド・ポヴァティの問題を提起。その結果、2,700名分の署名が集まった。
スラーヴェン氏は「change.org」に対し、以下のように報告した。
「女性の生理やピリオド・ポヴァティ、女性サポーターに対する理解、そして私たち特有のニーズといった点についてクラブと協議した結果、私たちのクラブ(セルティックFC)が英国で初めて生理用品を無料で提供するフットボールクラブになりました。この発表を皆様にお届けできることを心から喜んでいます。
8月上旬には、すべての女子トイレで生理用品を無料で使うことができるようになります。今回は試験導入のかたちで提供されますが、このサービスは12月にはセルティック・パークの常設サービスとなる予定です」
クラブの広報担当は、「今回の試験導入をサポートすることができ、嬉しく思っています。(今回の導入により、)セルティックFCが女性サポーターに評価されることを願っています」と話した。
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元記事 - CELTIC CLAIMS FIRST WITH FACILITY FOR FEMALE FANS
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