米・メジャーリーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムと市内のダウンタウン地区を結ぶ新たなロープウェイ整備案が浮かび上がった。
これは、プロジェクトを主導するエアリアル・ラピッド・トランジット・テクノロジーズ(ARTT)社が今週、ロサンゼルスの交通機関を運営するメトロ(Metro)の特別イノベーション局(Office of Extraordinary Innovation)に提案したもの。
今回提案された交通システムでは毎時5,000人の移動が可能となることから、現地の他の交通網にとっても有益となり、また、ファンはロサンゼルスのダウンタウンから球場までわずか5分で移動できる、としている。
総工費は1億2,500万米ドル(約136.4億円=2018年5月6日現在)と試算されており、ARTTは民間からの資金調達を見込んでいる。実現すれば、約60年前に建設された同スタジアムに繋がる始めての常設交通リンクとなる。
公的審査の手続きは2018年中に開始する予定で、ARTTは2019年または2020年には提案した交通システムの駅や経路について開発許可を取得したい意向だ。プロジェクトが実現する場合、新ロープウェイは2022年までの開通を予定している。
ARTTのプロジェクト・ディレクター、マーサ・ウェルボーン氏は以下のように期待を込めている。
「このプロジェクトは近年、世界中の都市部で人気を博しているゼロエミッションで持続可能な技術に支えられており、ロサンゼルスの未来に対する大きな投資です。実現に向けたメトロとの協働を楽しみにしています」
また、計画を支援してきたエリック・ガーセット・ロサンゼルス市長も以下のように興奮を表した。
「我々(市役所)の担当チームは、ロサンゼルスの数々の歴史的な瞬間に立ち会ってきました。そして、今回の大胆な渋滞解消案は、アンジェリーノ(ロサンゼルス住民)や何百万人もの訪問客のLA体験やドジャー・スタジアムと市内間の移動方法を変えるものかもしれません」
ロサンゼルス・ドジャースも声明文で以下のように歓迎した。
「このプロジェクトは、近隣道路の交通量を減らし、ドジャー・スタジアム周辺の交通渋滞を大きく改善する重要かつ革新的なものです。さらに、ドジャー・スタジアムでのファン体験に対しても付加価値も生み出すでしょう」
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元記事 - AERIAL RAPID TRANSPORT SYSTEM MOOTED FOR DODGER STADIUM
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