カナダ・トロントの多目的スタジアム「ロジャーズ・センター」は、今後数年にわたるネットワーク展開に先駆け、第5世代移動通信システム(5G)を試験導入する。
ロジャーズ・センターを所有するカナダのメディア・通信大手のロジャーズ・コミュニケーションズ社は、最新の3GPP規格をベースにした技術と設備で同社のギガビットLTEネットワークを展開していく予定だ。
同社はカナダのスモールセルとマクロサイトの両市場でネットワークを深く展開していく方針で、エリクソン社と協働してトロントとオタワで5Gの試験導入を実施していく。この試験導入の動きは2019年以降も継続し、他の都市にも展開される予定だ。
ロジャーズ・コミュニケーションズのホルへ・フェルナンデスCTO(最高技術責任者)は以下のように語った。
「私たちは今、無線ネットワークの第5世代到来の時期に差し掛かっています。4Gがスマートフォンやオンデマンド経済の急速な拡大の動力源になったように、5GはIoTのマスコミュニケーション化を現実のものとし、私たちの生き方や働き方を大きく変えるでしょう。
エコシステム自体が5Gを導入する準備ができたときに、私たちも即座に対応できるよう、今から適切なインフラ、導入範囲、パートナー、投資をもって5G導入の体制を整えていくわけです。エリクソンは北米中の5Gインフラを開拓した実績があるので、弊社の顧客が現在、そして将来使用する信頼性と一貫性に秀でたネットワークをサポートし、さらに顧客が弊社に期待するパフォーマンスと継続性を提供できるパートナーは、エリクソン以外に思いつきませんでした」
また、エリクソンの二クラス・ヒューヴェルドップ北米市場担当部長も以下のように話した。
「5Gはロジャーズのような革新的なサービスプロバイダの主導の下、我々のビジネス、産業、そして日々の人生に大きなインパクトを与えるでしょう。ロジャーズは重要で大きな一歩を踏み出しました。私たちもロジャーズと共に、革新的なサービスや新しいカスタマー体験を開発する機会を得ることができ、非常に喜んでいます。エリクソンは5Gが現実のものとなるよう、ここカナダや世界中で日々努力を続けています。私たちは、2023年末までに世界中で10億件の5G利用があると見込んでいます」
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元記事 - TORONTO'S ROGERS CENTRE SET FOR MAJOR 5G TRIAL
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