豪・AFL、選手データをスタジアムのLEDサイネージに統合
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選手データがLEDサイネージに組み込まれるメルボルンのエティハド・スタジアム
メルボルンのエティハド・スタジアム (画像:Plutinc)

豪・オージーボールのトップリーグ、オーストラリアン・フットボール・リーグ(AFL)のテルストラ・トラッカー(Telstra Tracker)サービスが、メルボルン市内の2か所のスタジアムでLED広告サイネージに統合されることが決定した。スタジアムにおけるファン体験の向上が目的だ。

これまでテルストラ・トラッカーのデータは、AFLの公式アプリおよびオーストラリアの民放「SEVEN」によるTV中継でのみ利用可能だった。

テルストラは、スポーツ統計の提供を専門とするチャンピオン・データ(Champion Data)社とマーケティング会社のMKTG社と提携し、メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)とエティハド・スタジアムの2か所に設置したLED看板で選手データを表示することになる。

MKTGのナショナル・マネジング・ディレクター、マット・コネル氏は以下のように話した。

「当社は『その一瞬をもっと意味のあるものに』するために尽力してきた企業であり、テルストラとチャンピオン・データの両社と共に試合中のライブデータを(LED看板に)組み込む、というプロジェクトは非常に魅力的で、すぐに飛びつきました。テルストラにとって今回のプロジェクトは、ブランドのアラインメント(マーケティングとセールスの連携)を達成する上で大きな意味を持ち、さらにチャンピオン・データがデータの組み込みを実現することで、最終的にファン体験が向上するわけです」

データには、試合中の選手たちのプレー速度や走行距離が含まれる。MKTGは両スタジアムのスタジアム内サイネージを管理し、2015年のLEDシステム導入以来、ファン体験の向上に尽力してきた経緯がある。

チャンピオン・データのディレクター、クリス・ヒューム氏は以下のように期待を込めた。

「弊社はこれまでも、ファン体験向上のために新たなタイプのスポーツデータを生み出し、収集し、提供できるよう邁進してきました。今回のテルストラとMKTGとのユニークかつ強力なパートナーシップにより、試合が進む中でファンが会場で直接アクセスできる新たなライブデータが誕生します。

今回のプロジェクトは、デジタルとフィジカルの融合によりファンと選手たちを繋ぐものです。スポーツが生み出すドラマの新たな要素であり、世界中のスポーツファンを魅了する定番の技術になりうる可能性を秘めています。ここまで包括的な選手のライブトラッキングデータを提供する競技はなく、今回のプロジェクトはまさに世界初の事業なのです」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - AFL TO INTEGRATE PLAYER DATA INTO STADIUM SIGNAGE

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