米・メジャーリーグ(MLB)のシカゴ・カブスは、ケーブルTV・通信大手のコムキャスト社および金融サービス業のギャラガー社と、本拠地「リグレー・フィールド」に関するスポンサーシップ契約を結んだ。
今回のカブスとの契約期間は複数年で、両社はリグレー・フィールドでブランド展開する機会を手に入れたことになる。
コムキャストはリグレー・フィールドとその周辺施設にWi-Fiや映像&音声サービスを提供する。また、同社の「エクスフィニティ・モバイル(Xfinity Mobile)」ブランドが、カブスの無線パートナーに就任したことで、エクスフィニティはリグレー・フィールドと隣接する「パーク・アット・リグレー(Park at Rigley)」の公式エンターテインメント&Wi-Fiパートナーになる。
他にも、コムキャストはカブスのフロントオフィスに対してもインターネットや映像&音声サービスを提供し、マッチデーの運営をサポートする。なお、同社の10GBデュアル回路ファイバーネットワークは、MLBの2018年シーズンを通じて、段階的にリグレー・フィールドに展開されていく予定だ。
カブスのコリン・フォークナー販売&マーケティング担当シニアバイスプレジデントは以下のように喜んだ。
「一流のファンたちとリグレー・フィールドのような象徴的なボールパークには、一流のテクノロジーこそが相応しいといえます。コムキャストとタッグを組むことで、リグレー・フィールドを訪れるすべてのファンや、周辺施設で楽しい時間を過ごす全ての来場客に、最上級のメディアおよびテクノロジー体験を長期にわたり提供できるようになります。コムキャストはカブスが導入したサービスやアトラクションと新しいテクノロジーを融合しており、まさにファン体験のホームランを打ったわけです」
コムキャストのジョン・クローリー地域担当シニアバイスプレジデントも以下のように期待を表現した。
「確実なインターネットアクセス、高速Wi-Fi、来場者限定の映像コンテンツの提供は当然のことながら、弊社でネットワークを設計・構築できるので、画像や動画の共有、SNSへの投稿、音声や動画のストリーム配信など、すでにカブスファンやビジターのお客様がスタジアムで楽しんでいたことが、今まで以上に簡単にできるようになるでしょう。さらに、まだ開発中の次世代テクノロジーもサポートできるようになる今後のことを考えると、とてもワクワクします」
金融サービス業のギャラガー社は、カブスの公式保険ブローカー業務、利益およびリスク管理サービスパートナーに就任した。球団オーナーのリケッツ一族が所有するリグレー・フィールド、隣接する屋外エンターテインメントプラザ、オフィスタワー、ホテル・ザッカリーのマーケティングおよびスポンサーシップに関する独占権が与えられる。
今回の契約にはリグレー・フィールドの西ゲートのネーミングライツ(命名権)も含まれており、同ゲートは契約期間中は「ギャラガー・ウェイ」という名称になる。また、同社は、試合終盤にダメ押し点が入った際に大型モニターで映し出される映像コンテンツの命名権も取得した。
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元記事 - CHICAGO CUBS SIGN UP WRIGLEY FIELD SPONSORS
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