プリンシパリティ・スタジアム、禁酒ゾーンを試験導入
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ウェールズのナショナルスタジアム「プリンシパリティ・スタジアム」
ウェールズのナショナルスタジアム「プリンシパリティ・スタジアム」(画像:David Roberts)

ウェールズラグビー協会(WRU)は、カーディフ市内のプリンシパリティ・スタジアムに禁酒ゾーンを試験導入することを認めた。今秋に同スタジアムで開催されるラグビー・ウェールズ代表の公式戦のうち、スコットランド、オーストラリア、トンガ、南アフリカ戦が対象となる。

禁酒ゾーンは、同スタジアムの北スタンドに設置され、当該ゾーン内にはアルコール飲料の持ち込みが禁止される。WRUは「最近の試合で実施された綿密な調査を受けて導入を決定した」と説明した。

また、車いす席も現時点に比べて30%増となるため「プリンシパリティ・スタジアムは観客にとってアクセスの利便性の高いスタジアムになる」とWRUは話す。

WRUのマーティン・フィリップスCEOは以下のように強く話した。

「現在は代表戦のチケットも地元のラグビークラブで購入することができるため、多くのサポーターにとって代表戦は身近な存在といえます。協会と会員クラブは独自の返金スキームを導入しているので、クラブを通じて購入された代表戦チケット分の収入は、当該クラブに直接的に還元されます。協会はサポーターの声を聞き、16歳未満の方を対象に21万5000枚の割引チケットを用意しました。また、直近7試合のホーム戦にて、サポーターの皆様の協力の下、綿密な調査を実施しました。

多くの観客にとって、観戦中の飲酒はマッチデー体験の重要なポイントであることを理解していますが、同時に、禁酒ゾーンの設置を喜ぶ観客も存在しており、2018年11月の4試合で禁酒ゾーンを試験導入できることを嬉しく思っています。禁酒ゾーンの客席分のチケット購入方法など、トライアルの詳細については、後日公表させていただきます。我々はプリンシパリティ・スタジアムが提供するマッチデー体験の質を誇りに思っていますが、現状に甘んじるつもりはありません」

禁酒ゾーンの導入は、2017年、WRUが実施したプリンシパリティ・スタジアムにおけるカスタマー体験のアンケート調査の結果を受け、フィリップスCEOが提起していた。

その後、2017年3月に閉幕した6カ国対抗戦の「シックスネーションズ」では、さらに多くのフィードバックが収集され、WRUは今回の試験導入に踏み切った。

フィリップスCEOはさらに以下のように話した。

「データを解析し、サポーターたちに耳を傾けた結果、選択肢を増やすことが前進することになる、と自信を得ました。この試験導入実現のために支援してくれた提携パートナーたちと彼らのサポートに心から感謝します。また、車いす席を増やすことに関しても発表できることを嬉しく思います。これもまた、我々がサポーターに多くの選択肢を提供することが大事だと考えている証拠です」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - ALCOHOL-FREE ZONE TO BE TRIALLED AT PRINCIPALITY STADIUM

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