ニューヨーク・レッドブルズ、スタジアムのクリーン電力推進でコバンタと提携
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使用電力が100%再生可能エネルギーになるレッドブル・アリーナ
使用電力が100%再生可能エネルギーになるレッドブル・アリーナ (画像:Sam Szapucki)

米・プロサッカーリーグ、MLSのニューヨーク・レッドブルズは、本拠地「レッドブル・アリーナ」で使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを念頭に、世界最大のWTE(廃棄物発電)運営企業のコバンタ社とパートナーシップ契約を結んだ。

今回の契約でコバンタは、ニューヨーク・レッドブルズの公式電力パートナーとなり、ニュージャージー州ニューアークの自社WTE施設で発電した再生可能エネルギーをレッドブル・アリーナに供給する。

コバンタのWTE施設は、自治体や企業から回収した再生処理済の廃棄物を利用してクリーン電力に変換する。温室効果ガスを低減しつつ、埋立廃棄の代替手段としても注目されている処理方法だ。

コバンタのサミ・カバニ電力担当上席バイスプレジデントは以下のように話した。

「ニュージャージー州ニューアークにあるコバンタのWTE施設からハリソンのレッドブル・アリーナまでは3.2kmしか離れておらず、今回のパートナーシップ契約は、まさに電力の地産地消のケースとして周辺地域に恩恵をもたらすものです。また、同時に埋立廃棄を回避するゴミの再利用法でもあります」

主に化石燃料由来の発電から再生可能エネルギーに切り替えることで、レッドブルズは5,000トンの二酸化炭素排出量削減を目指す。これは、ニューヨーク中心部のセントラル・パークの6倍以上の面積の森林が年間に吸収する二酸化炭素両に相当する。

さらに、コバンタの電力を利用することで、ゴミの埋立廃棄を回避することができるため、ライフサイクルとしての温室効果ガス削減量は合計で9,500トンになり、これは(ガソリンやディーゼルなどの)化石燃料車1,800台分になる。

このパートナーシップにより、レッドブル・アリーナの来場客には、リサイクルやコンポスト活用、エネルギー回収といった持続可能な廃棄物処理について学習する機会も提供される。例えば、マッチデーには、スタジアムの外のLEDディスプレーやモニターでコバンタとレッドブルズによるプレゼンテーション映像が上映される。また、ロゴ入りの特製ゴミ箱やリサイクル回収ボックスの設置や、来場客参加型のイベントなども企画されている。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - NEW YORK RED BULLS STEP UP GREEN CREDENTIALS WITH COVANTA

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