シドニーのANZスタジアム解体、豪政府が断念
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シドニー五輪のメインスタジアムだった「ANZスタジアム」
シドニー五輪のメインスタジアムだった「ANZスタジアム」 (画像:Adam.J.W.C.)

豪・ニューサウスウェールズ(NSW)州政府は、シドニーのANZスタジアムの解体・再整備案を見直し、同スタジアムを改修すると発表した。これによりANZスタジアムが、ナショナル・ラグビー・リーグ(NRL=13人制リーグ式ラグビー))のプレーオフ決勝「グランド・ファイナル」の開催権を2042年まで保持することが決定した。

NSW州政府は当初、83,000席のANZスタジアムを解体し、同じ場所に新スタジアムを再整備する予定だったが、これを断念し、既存施設の改修案を選択した。

また、同州政府は昨年、44,000席のアリアンツ・スタジアムの解体と再整備を決定したが、こちらは当初案通り実施される。シドニー西部のパラマッタ・スタジアムも再整備の予定だ。アリアンツ・スタジアムの解体・再整備とANZスタジアムの改修にかかる総工費は約15億豪ドル(1233億円、2018年3月末時点)だ。

昨年のNRLと州政府の合意を受け、ANZスタジアムは2042年までNRLグランド・ファイナルの開催権を保持することになっていた。NRLのトッド・グリーンバーグCEOはANZスタジアムが再整備されないことに失望しつつも、改修案には大きな期待を寄せた。

グリーンバーグCEOは以下のように話した。

「州政府との合意通り、シドニー・オリンピック・パーク内に(現ANZスタジアムに替わる)新スタジアムが整備されることが望ましかったのですが、改修案はNRL史上最大規模のもので、ファンに新たなスタジアム体験を提供するものになります。計画の実現により、最上級の球技専用スタジアムが3か所もシドニーに整備されることになり、NRLのファンにとっても、ラグビーリーグが今まで以上に身近な存在になることでしょう。

今後、(アリアンツ・スタジアムのある)ムーア・パークとシドニー・オリンピック・パークへの新たな交通インフラが整備されることを踏まえると、スタジアムの改修・再整備計画はスポーツを愛するすべてのファンにとって素晴らしい未来をもたらすことでしょう」

また、NRL.comによると、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相も以下のように話した。

「今回のNRLとの合意はNSW州にとって大きな成果です。他州に獲られる可能性のある主要イベントをキープすることの重要性は軽視できません。もし、これまでにスタジアムに投資をしていなければ、数々のイベントが他州へ移っていったことでしょう」

計画の見直しにより、NSW州政府は約5億豪ドルを節約することになる。ANZスタジアムの改修工事は2018年末に起工し、2021年中頃には完了する予定だ。改修後、同スタジアムの収容人数は70,000人となる。

なお、アリアンツ・スタジアムの解体は今年末に開始し、NSW州政府の工程表では2022年3月の竣工を予定している。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - GOVERNMENT BACKTRACKS ON DEMOLITION OF SYDNEY'S ANZ STADIUM

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