ロサンゼルス・ラムズの新スタジアム、建設費が肥大化
ロサンゼルス・ラムズの新スタジアム、建設費が肥大化

ロサンゼルス・ラムズの新スタジアム、建設費が肥大化

  • twitter
  • facebook
  • bookmark
  • push
  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7

ラムズとチャージャーズが共同使用する「LAスタジアム」
ラムズとチャージャーズが共同使用する「LAスタジアム」 (画像:LA Rams)

米・アメフトのプロリーグNFLのロサンゼルス・ラムズの新たな本拠地となる「LAスタジアム」の総工費が肥大化したことに伴い、NFLに所属する32チームのオーナー会は、建設の第1段階における債務免除額を引き上げる方向で合意した。

今回の決定で債務免除額は49億6,300万米ドルに引き上げられ、イングルウッド地域に整備されるLAスタジアムは、NFL史上最も高額なスタジアムとなる。ラムズは、2020年開場予定の同スタジアムを同じくNFLのロサンゼルス・チャージャーズと共同使用することになる。

ロサンゼルス・タイムズ紙によると、上記の49億6,300万米ドルにはLAスタジアム整備費、6,000席のイベント会場整備費、NFLメディアのオフィスや駐車場の整備費、300エーカーの用地費用が含まれる。

また、スタジアム単体の整備は当初算出された26億米ドルを上回り、最終的に30億米ドル近くなる見込み、とのことだ。

高騰化する総工費には、スタジアム周辺施設の整備費も含まれる
高騰化する総工費には、スタジアム周辺施設の整備費も含まれる (画像:LA Chargers)

ラムズのケビン・デモフ最高執行責任者(COO)兼フットボール運営担当バイスプレジデントは以下のように同紙に語った。

「スタジアムの建設費は高騰しましたが、(ラムズのオーナーの)スタン・クロエンケ氏が100%私的財源で資金調達することに変わりはなく、イングルウッド地域とNFL全体への過去にない巨額投資の重要性は明らかです。今回の投資は、ハリウッド・パークに社会の常識を覆す一大スポーツ&エンターテインメント地区を建設し、スーパー・ボウル、オリンピック、そして何千もの雇用をイングルウッド地域にもたらすプロジェクトの第1段階発動を象徴するものです」

LAスタジアムの総工費はNFL史上最高額となる見込み
LA Chargers (画像:LA Chargers)

なお、現時点で最も高額なNFLのスタジアムは、総工費16億米ドルを投じて建設されたニューヨークのメットライフ・スタジアムとアトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムだが、オークランド・レイダーズの移転先であるラスベガスの新スタジアムの総工費は18億米ドルとなる見込みだ。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - COST OF RAMS STADIUM INCREASES

TSB-Logo.png



THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB

  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7