(画像:Amy K Posner)
米・メジャーリーグベースボール(MLB)のオークランド・アスレチックスは、本拠地「オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム」が、植物由来100%の人口肉を使ったインポッシブルバーガーを販売する最初のスポーツスタジアムになる、と発表した。
インポッシブルバーガーを製造するインポッシブル・フーズ社が、オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムの施設管理業者であるスペクトラ・フードサービス&ホスピタリティ社と協働し、サポーターやファンたちへのインポッシブルバーガーの提供が実現する運びとなった。
インポッシブルバーガーは、3月29日のシーズン開幕戦となる、オークランド・アスレチックス対ロサンゼルス・エンゼルスでMLBデビューを果たす。
アスレチックスのデイブ・カヴァル社長は、「ボールパークで提供される食事メニューの品質と豊富さは、ファン体験の重要な一部です。インポッシブルバーガーは、食糧生産分野における最先端かつ革新的な製品ですが、それだけでなく、現在最高の植物由来バーガーでもあります。こういった素晴らしいストーリーも含め、MLBで最初にインポッシブルバーガーを楽しむことができるのがアスレチックスのファンであることを嬉しく思っています」と喜んだ。
(画像:Impossible Foods Inc)
2011年から開発されているインポッシブルバーガーは、従来の牛肉のビーフパティと同じように調理でき、味も香りもビーフパティとそっくりだが、原材料は小麦やココナッツオイル、ジャガイモなどで100%植物由来だ。また、ホルモン剤、抗生物質、コレステロール、化学調味料は一切含まれない。従来の畜産による牛肉のビーフパティに比べ、製造過程で使用される水の量が75%減、温室効果ガスが87%減、また、原料確保に必要な用地は95%減にもなる。
インポッシブルバーガーはすでに米国内の800店舗以上のレストランで提供されているが、オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムでの提供は、スポーツ施設としては史上初の試みとなる。オークランドにはインポッシブル・フーズ社初となる大規模生産工場がにあり、同社は2017年9月に製造を本格的に開始した。
インポッシブル・フーズ社は、他にも植物由来の人口肉製品や人口乳製品を開発しており、オークランド工場がフル稼働状態になった後は小売販売にも乗り出す予定だ。
アスレチックスの発表後、同じくMLBのサンフランシスコ・ジャイアンツも、本拠地「AT&Tパーク」でインポッシブルバーガーを提供すると発表した。
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元記事 - IMPOSSIBLE BURGER ENTERS MLB BALLPARKS
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