アメリカのプロアメリカンフットボールリーグ、NFLに所属するマイアミ・ドルフィンズの本拠地「ハードロック・スタジアム」の周辺用地をテニスの国際大会、マイアミ・オープン仕様に改修する計画が起工した。
マイアミ・オープンは、2019年大会からハードロック・スタジアムで開催される。2018年3月19日に、同大会8度優勝のセリーナ・ウィリアムズ選手を迎え、改修工事の起工式が行われた。
一時は南フロリダでの開催が危ぶまれたマイアミ・オープンだったが、2017年12月にハードロック・スタジアムで開催する契約が締結された。
同大会は1987年以来、キー・ビスケインのクランドン・パークで開催されており、現在、同会場で最後の大会となる第34回大会が開催中だ。クランドン・パークの再生計画に伴う規制の問題で、マイアミでの同大会開催は難しいと懸念されたが、ドルフィンズのオーナーのスティーブン・ロス氏が助け舟を出した。
仮設施設がハードロック・スタジアムの駐車場に設置され、スタジアム内では決勝などのメインマッチが開催される予定だ。
起工式には、ウィリアムズ選手以外に、ロス氏や大会ディレクターのジェームズ・ブレーク氏、WME-IMG社のマーク・シャピロ共同社長などが出席。
AP通信によると、 ロス氏は以下のように自信をのぞかせたという。
「マークは、(テニス大会をアメフトのスタジアムで開催すると聞いて)僕がおかしくなったんじゃないかと思ったらしいよ。『どういう意味だい?アメフトのスタジアムだよ?』ってね。開催案を話したら、ほとんどの人が『クレイジーだ。実現するわけがない』と耳を貸さなかったけど、僕らは世界有数のスポーツ施設を作ると思ってるし、マイアミ・オープンは世界有数のテニス大会になると確信を持ってるよ。」
ブレーク氏も、「練習用コートや駐車場は増え、各種施設やロッカールームは向上し、最新の映像モニターも利用できます。以前に比べて、すべての点が改善されるのです。」と歓迎した。
マイアミ・オープンはグランドスラムを除くと、男子ATPと女子WTAの両ツアー最大級の大会で、現王者はロジャー・フェデラー(男子)とジョアンナ・コンタ(女子)。
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元記事 - WORK BEGINS ON NEW MIAMI OPEN SITE
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