AFCウィンブルドンは、2019-20年シーズンまでにホーム戦を開催することを念頭に、プラウ・レーンの新スタジアム整備を開始した。
現在、イングランドのリーグ1(3部)に所属するAFCウィンブルドンは、2002年からキングスメドウを本拠地としていたが、より大きなスタジアムの建設を希望していた。プラウ・レーンに建設予定の新スタジアムは、収容人数が9,000~10,000人規模となる。
2018年3月中旬には、プラウ・レーンの既存施設の解体式典があり、新スタジアム整備計画が正式に進み始めた。式典には、旧ウィンブルドンFC時代の名選手だったデイブ・バセット氏とイアン・クック氏、マートン市議会のスティーブン・アランブリティス氏などが参加した。
ドンズ信用基金のマーク・デイヴィス氏は以下のようにサポーターの貢献を讃えた。
「サポーターは辛抱強く待っていただけでなく、ウィンブルドン自治区やロンドン市、国においても、新スタジアムの重要性について陳情するなど、整備に向けて積極的に動いてくれました。具体的な計画が始動したことで、そんな彼らの忍耐や努力が報われたことに大きな喜びを感じています。既存施設の解体が終了したら、新スタジアムの建設が始まります。その新スタジアムで、AFCウィンブルドンが自治区のスポーツや文化を牽引する姿を見るのが楽しみです」
1988年のFCカップ優勝など、100年以上の長い歴史を誇ったウィンブルドンFCは、2003年にミルトンキーンズに移転。翌年にはクラブ名をMK(ミルトンキーンズ)ドンズに変更した。2001年に決定したこの移転計画には多くのサポーターが反対し、2002年にはサポーター団体によってAFCウィンブルドンが結成された。
その後、昇格を重ね、現在はMKドンズと同じイングランド3部に所属するAFCウィンブルドンだが、クラブが強く願うのは、ウィンブルドンFCが移転まで本拠地としていた"聖地"マートンへの帰還だ。
AFCウィンブルドンのエリック・サミュエルソンCEOも以下のように喜びを語った。
「2002年にAFCが結成されてから、ウィンブルドンに自分たちのスタジアムを建て、そこに帰還するのが私たちの夢でした。地域クラブとして、我々の聖地プラウ・レーンに戻ってくることができ、本当に幸せです。ウィンブルドンにプロサッカーを持ち帰るだけでなく、新スタジアムを拠点にして、受賞歴豊かなウィンブルドンの地域事業の拡大に幅広く取り組んでいきたいと思います」
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元記事 - AFC WIMBLEDON SET FOR NEW STADIUM MOVE BY 2019-20
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