イングランドのサッカープレミアリーグ(1部)に所属するトッテナム・ホットスパーFCは、現在建設中の新スタジアムの公式電力管理業者にシュナイダーエレクトリック社を選定した。
フランスを本拠とする同社は、2018-19シーズンにオープン予定の新スタジアム全体における電力供給に最適な技術とソリューションを提供し、日々の運営におけるエネルギー稼働効率の改善のためのシステム統合とデータフローの円滑化も担当する。
シュナイダーエレクトリックは、スタジアムのインフラに同社の「エコストラクチャ(EcoStruxure)」プラットフォームを埋め込み、気温や照明状況といった予防保全用のリアルタイム監視システムを提供する。
同社のリモートフィールド・サービス局がスタジアムの電気系インフラを常時監視し、また、「建物アナリティクス(Building Analytics)」ソフトウェアが5分おきにシステムチェックを実行し、スタジアム全体で毎時合計60,000回におよぶチェックを実行する。マッチデーや特別なイベントには、シュナイダーエレクトリック製品の専門家が、現場で電力インフラを監視することになる。
シュナイダーエレクトリックのイギリス地域担当プレジデントのマイク・ヒューズ氏は以下のように話した。
「トッテナム・ホットスパーと共に、世界屈指のスポーツ&エンタテインメント施設を創り上げることができる喜びを感じています。デジタル化や自動化を進めることで、ライブイベントの開催や参加で生まれるストレスは軽減できます。クラブと共に、最新テクノロジーだけが達成可能な、次世代のカスタマー体験を開発し、世界中から訪れるスポーツファンの皆様を驚かせたいと思います。」
なお、トッテナムは、今週初めに新スタジアムの収容人数を当初予定されていた61,559人から、62,062人に増加する承認を得たばかりだ。
完成すれば、トッテナムの新スタジアムは、ウェストハム・ユナイテッドの本拠地「ロンドン・スタジアム」に次ぐ、ロンドン第2位の収容人数を持ち、同市で最大のサッカー専用スタジムとなる。
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元記事 - SCHNEIDER ELECTRIC ENERGISES TOTTENHAM'S STADIUM DEVELOPMENT
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