2018 FIFAワールドカップ ロシア大会の決勝で使用されるモスクワのルジニキ・スタジアムは、環境に優しいベニューとして、国際的な環境認証であるBREEAM認証を取得した。
ルジニキ・スタジアムは今夏、ロシアで開催されるFIFAワールドカップの会場の一つで、今回はその多種多様なサステナブル機能が評価されたかたちだ。
認証にあたり、BREEAMは、同スタジアムのが省エネに貢献しており、同時に主要設備が自動化された一元管理システムで制御されているか、という部分に注目した。
また、省電力のために白熱電球の替わりにLED照明を使用していることや、節水技術や周辺の緑地面積や樹木の本数の多さなども高評価の理由となった。
≪2018 FIFAワールドカップ ロシア大会の公式サステナビリティ戦略(英語版)はこちらから≫
FIFAの持続可能性・多様性部長のフェデリコ・アディエチ氏も、ルジニキ・スタジアムの担当チームを称賛した。
「ワールドカップの成功および持続可能性の高さを確かなものにする上で、スタジアムは非常に重要なカギとなります。だからこそ、FIFAはすべてのワールドカップ会場にグリーン認証の取得を義務付けているわけです。」
BREEAMは現在、スパルタク・スタジアムとカザン・アリーナについても分析中であり、順調にいけば、2018年ロシア大会では環境認証を取得したスタジアムが3ヶ所となる可能性もある。
2018年ロシア大会の開催地組織委員会のミラナ・ヴェルクノヴァ会長も、「環境認証を取得してワールドカップの開催スタジアムを建てるということは、資源を効率的に使い、安全で快適なフットボール・ベニューが整備されるという確証になります。また、ロシアが環境問題にしっかりと関心を持っている国だという証明にもなるのです」と喜んだ。
Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - LUZHNIKI STADIUM CLINCHES GREEN CERTIFICATION
THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB