サルヴァドールのW杯スタジアムが汚職捜査の焦点に
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汚職捜査の焦点となっているイタイパヴァ・アレーナ・フォンチ・ノヴァ
イタイパヴァ・アレーナ・フォンチ・ノヴァ
(画像:Faquini Produção Fotográfica; David Campbell)

2014年にブラジルで開催されたFIFAワールドカップの開催地のひとつであるサルヴァドールのイタイパヴァ・アレーナ・フォンチ・ノヴァが汚職捜査の焦点として注目を集めている。

サルヴァドールはバイーア州の州都で、ブラジル連邦警察は、同市に建設されたスタジアムの総工費が1億3,000万ドルほど過大請求され、政治活動に使われた容疑で捜査している。

ブラジル労働者党の党員で2,500万ドルの資金を違法に受け取ったとされる元バイーア州知事のジャック・ワグナー氏も捜査対象の一人だ。

だが、地方裁判所は、連邦警察によるワグナー氏の逮捕状請求を却下。ワグナー氏の弁護人のパブロ・ドミンゲス氏は、疑惑の筋書きや捜査線上に浮かび上がった金額は、すべて警察が捏造したものだ、とAP通信に伝えている。

48,000人収容のイタイパヴァ・アレーナ・フォンチ・ノヴァは、旧エスタディオ・オクタヴィア・マンガベイラの跡地に新設され、総工費は2億5,000万ドルだった。ワールドカップ期間中は6試合が開催された。

同スタジアムの民間管理業者は、「レッドカード作戦」と呼ばれる今回の捜査の正式通知を待っている状況だ、と話す。

警察は、行政側の担当官僚が、旧エスタディオ・オクタヴィア・マンガベイラの解体と新スタジアムの整備の入札過程でOAS社とオデブレヒト(Odebrecht)社を不当かつ優先的に選定した疑いで捜査に踏み切った。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - SALVADOR'S WORLD CUP STADIUM AT CENTRE OF CORRUPTION INVESTIGATION

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