エクスプレス&スター紙は「サッカーのイングランド・チャンピオンシップ(2部)に所属するウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC(ウルブス)の本拠地モリニューの改修事業で、クラブが同国最大級のゴール裏1層スタンドを建設を検討している」と伝えた。
同紙によると、改修案には、ゴール裏のサー・ジャック・ヘイワード・スタンドを5,000席増席し、同スタンドの収容人数を10,000人まで拡張する計画が含まれる。
これは既存施設の後部を増設することで実現可能だが、スタンド後部の改修用地は施設管理・建設サービス会社のカリリオンが所有しており、ウルヴァーハンプトンを拠点とする同社は現在、破産管財人の管理下にある、と同紙は指摘している。
当該用地の買収について交渉が行われているという声もあるが、実際の改修作業はウルブスがプレミアリーグ(1部)に定着するまで開始しないというのが同紙の見解だ。上海の複合企業、復星国際の経営管理下で、ウルブスは勝点6差でチャンピオンシップ首位に立っている。(2018年3月5日時点)
なお、モリニュー改修計画は、ウルブスが2012年にプレミアリーグから降格したことで保留となり、サー・ジャック・ヘイワード・スタンドの反対側のゴール裏で、同年に1層から2層に改修されたスタン・カリス・スタンドは多くのサポーターの不評を買った経緯がある。
復星国際は2016年夏にウルブスを買収し、1889年より同クラブの本拠地として使用されているモリニューの広域的な再開発を検討しているとされる。1990年代初頭に最後の大改修を行なったモリニューは当時、イングランド・サッカー界を代表するスタジアムとして脚光を浴びたが、その後に完成した現代的なスタジアムに比べると、見劣りしていることは否めないだろう。
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元記事 - WOLVES ASSESSING MOLINEUX REDEVELOPMENT OPTIONS
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