カナダの通信大手、Mitel(マイテル)社は、通信ツールや球場における接続性の向上を目指し、米 メジャーリーグベースボール(MLB)と提携する。
複数年契約となる今回の提携は、米国とカナダの全30ヶ所のMLB球場が対象とする大型契約だ。各球場のダグアウト、ブルペン、ビデオ判定ルーム、記者席などに独自に設置されている全30種の既存通信プラットフォームに代わり、最新のセキュリティおよび通話録音機能を一元管理できる統合システムを導入する。
新システム導入により、MLBの全規則が確実に遵守されるよう、球場の電話回線上で交信される全ての通話を録音・監視する狙いだ。
マイテルはすでにMLBおよび球団のIT担当部署と協力し、30球場すべてに新システムを導入する作業を開始した。3月29日のMLBの2018年シーズン開幕戦に間に合う見込みだ。
また、マイテルはリーグ全体のリプレー映像提供スポンサーおよびMLB公式ビジネステクノロジー・通信パートナーとしてもMLBを支えることになる。
「マイテルは、MLBと所属30球団がそれぞれ抱える独自のニーズを満たすという、高度にカスタマイズされた通信ネットワークの分野におけるグローバル・リーダーといえる企業です。その最新技術を駆使した統合通信システムが、30球場すべてで導入されるわけです。マイテルをMLBの新パートナーとして迎え入れることができて非常に嬉しく思っています。」と話すのは、MLB戦略・技術・イノベーション担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのクリス・マリナック氏だ。
また、マイテルのリッチ・マクビーCEOも「MLBといえば、最高水準のパフォーマンスの象徴です。そして、MLBの成功は効率的なコミュニケーション技術にかかっているといっても過言ではありません。MLBは、未来のファンと関係者双方の観戦体験を向上したいと考えており、そのお手伝いができることをマイテルは誇りに思っています。」と語る。
マイテルは、MLB球団のボストン・レッドソックス、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツなど、30以上のスポーツ団体と提携を結んでいる。
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元記事 - MITEL TO ENHANCE TECH CAPABILITIES AT MLB STADIA
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