イングランド・サッカープレミアリーグのリヴァプールは、本拠地アンフィールド・スタジアムの拡大改修により、大きな経済的メリットを得たことに言及し、アンフィールド・ロード・スタンドの将来的な改修についても検討を続けることを示唆した。
リヴァプールは、2017年度の収益と純利益が共に前年比で大幅アップとなった理由に、改修によるアンフィールドの収容人数の増加と、放映権による収益増を挙げた。
2017年5月31日の会計年度末における総収益は3億6400万ポンドで、前年度の6200万ポンドを大きく上回る増加となった。
税引後利益は2016年度の2100万ポンドの赤字から、3900万ポンドの黒字への転換に成功し、営業による現金収入は3700万ポンドから7100万ポンドへとほぼ倍増した。
特筆すべきは、リヴァプールはこの会計期間中に拡大改修したメインスタンドを開場し、アンフィールドの収容人数が54,074人に増加したことだ。当該会計期間中にCLやELなどのUEFA大会に出場していなかったのにもかかわらず、ホスピタリティ・パッケージの売り上げ増により、マッチデー収入は前年度の1200万ポンドから7400万ポンドへと大幅にアップしている。
リヴァプールのアンディ・ヒューズCOO(最高業務執行責任者)は、「経営陣はメインスタンドの拡大改修、クラブショップの新設、練習場の統合、アンフィールドの新ピッチの敷設などを含む近年の投資計画に2億ポンド近い資金を投入しており、このことからもクラブの発展に全力を尽くしていることがわかります。
次に改修する可能性の高いアンフィールド・ロード・スタンドについても、設計、収容人数、経済的な実行可能性などを含め、建築設計事務所と引き続き協議していきます。メインスタンドの拡大改修計画同様、包括的なプロジェクト管理プロセスが要求されます。」と話した。
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元記事 - LIVERPOOL PROFITS FROM ANFIELD REDEVELOPMENT
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