豪 Aリーグ参入を目指すサザン・エクスパンションがスマート技術の活用計画を発表
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「サザン・エクスパンション」グループのモリス・イエンマ会長(左)とクレイグ・フォスター強化部長
「サザン・エクスパンション」グループのモリス・イエンマ会長(左)とクレイグ・フォスター強化部長 (画像:Southern Expansion)

豪州のニューサウスウェールズ州(NSW州)南部から同国サッカー1部のAリーグと女子1部のWリーグ参入を標榜している新クラブ立ち上げ団体「サザン・エクスパンション」は、参入が認められた際に導入する予定のデジタル・ファンエンゲージメント計画を公表した。

同団体は、新規参入を見据え、ソロス・インテグリティ社(Solos Integrity)とイノベーション導入に関する覚書を交わした。

スマート技術を駆使したウェアラブル商品をサポーターに販売するほか、マッチデーにスタジアムの入退場を管理するスマートチケット技術などの導入を視野に入れている。

サザン・エクスパンションのクリス・ガーディナーCEOも

「サッカー、マッチデー、選手たちとの交流、そしてサポーター会員特典といった要素が、私たちのクラブの成功に繋がります。デジタル技術こそがこのクラブの屋台骨であり、心臓でもあるので、デジタルエンゲージメントは大きな役割を持つといえるでしょう。」

「サポーターたちには、お気に入りの選手たちとの絆を築いてほしいし、観客には最高かつ最も快適な観戦体験をしてほしいと願っています。サポーター会員には、入会直後からクラブニュースやキャンペーン、会員特典をスマホですぐに楽しんでもらいたい。こうした願いは、ソロス・インテグリティ社のスマート技術によって実現すると考えています」と期待を込めた。

また、ソロス・インテグリティ社のジョージ・モネムバシティスCEOからは、次のように、スマート技術の活用方法について、より詳しい説明があった。

「当社の技術をクラブのグッズ販売システムに統合することで、来場客がスマートチケット専用ゲートに近づくことで、ゲートが対象客を識別し、スムーズな入場が可能になります。また、飲食の販売ブースでも顧客情報にアクセスできるため、保存済みの注文を、支払い情報が登録されているスマホで自動で支払うことができます。」

「もちろんグッズ販売でも長い行列で待ち時間を気にする必要もありません。アクセスがより便利になり、試合観戦を楽しむ時間は増えるわけです。今回のサザン・エクスパンションとの提携では、顧客が今まで以上に快適な観戦体験ができるよう、さまざまな新技術を実証実験で試していくことになります。こうした実証実験を経て、当社のシステムをスタジアムに実装していくことで、観客に新しく楽しい観戦体験を満喫してもらおうと考えています。」

サザン・エクスパンションは、NSW州のセントジョージやイラワラといった地域をホームタウンとしながら、シドニー南部におけるサッカーの人気度を上げることも使命となる。元NSW州知事のモリス・イエンマ氏が会長に就任したことも大きな話題となった。将来的には、豪州屈指のトップクラブを目指すことになるだろう。現在、Aリーグには10チーム(豪州9チーム+ニュージーランド1チーム)が所属している。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - A-LEAGUE HOPEFUL UNVEILS SMART TECH PLANS

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