バスケットボールの北米最高峰NBAのブルックリン・ネッツの本拠地『バークレイズ・センター』は、新たなホスピタリティラウンジ開設に向け、世界でレストラン事業を展開するメイジャー・フード・グループ(Major Food Group=MFG)とパートナーシップ契約を締結した。
新たにバークレイズ・センターのコートサイドに開設されるホスピタリティラウンジは『クラウン・クラブ(Crown Club)』と呼ばれ、同アリーナ内で最も高額な座席の利用者向けとなる予定だ。MFGは、今回のプレミアムゲスト体験向上プロジェクトを進めるにあたり、1万7,000席のバークレイズ・センターとネッツを運営管理するBSEグローバル(BSE Global)社と協働する。
クラウンクラブのインテリアデザインは、ソーホー地区の有名レストラン『サデルス(Sadelle's)』やレストランチェーン『カルボーネ(Carbone)』のラスベガス店とマイアミ店など、MFGの7ヶ所のレストランを設計した実績を持つインテリアデザイナーのケン・フルク氏が担当。また、バークレイズ・センターのF&B(飲食)パートナーであるレヴィ(Levy)社もMFGと緊密に協働することが決まっている。
クラウン・クラブを利用するプレミアムチケット保有者には、ネッツの試合での高級ディナー体験だけでなく、従来のコートサイドホスピタリティ特典も提供されることになる。クラウン・クラブの面積は約715m2で、アリーナ内で最も高級なホスピタリティスペースに豪華なロビー、ラウンジ、パントリー、サロン、プライベート空間で食事ができる個室エリアなどが整備される。
内装にはベルベットの椅子やソファ、アンティーク調の鏡、寄木細工の床、様々な材質や生地の家具が使われ、ケン・フルク氏のデザインの代名詞でもあるバーも設置される。
また、クラウン・クラブで提供される空間演出や飲食メニューは、MFGの代表的なレストランやニューヨーク市内の有名レストランの演出コンセプトを反映したものになり、食器やサービスもVIPエリア独特の雰囲気にマッチするものにこだわるという。
BSEグローバルのジョン・アバモンディ最高経営責任者(CEO)は、クラウン・クラブの開設について次のように話した。
「ニューヨークは世界屈指の高級ダイニング体験を満喫できる都市として知られており、今回のクラウン・クラブのプロジェクトは、ニューヨーク最高レベルの食事体験をスポーツ&エンターテインメント分野で実現する絶好の機会だと考えております。
クラウン・クラブは、バークレイズ・センターに来場されるお客様のゲームデー体験を向上するだけでなく、アリーナ業界が従来持っていたコートサイドクラブの概念そのものを再定義するものになると考えております」
また、MFGの共同オーナーであるジェフ・ザラズニック氏は、次のように話した。
「ニューヨーク市が経済活動再開に向かい、ネッツが今まで以上にエキサイティングな活躍を見せてくれることが予想される中、クラウン・クラブは脱コロナ祝いにぴったりの素晴らしい空間となるでしょう。素晴らしい才能のケン・フルク氏や先見の明のあるBSEグローバルと共にこの夢を実現できることを誇りに思っております」
クラウン・クラブは、NBAの2021-22年シーズン開幕までに完成する予定だ。
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元記事 - BSE Global to reimagine Barclays Center's premium space
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