コープLIVEプロジェクト、高級ホスピタリティサービス提供に向けてエレベートと提携
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コープLIVEのスイート
コープLIVEのスイート (画像:Oak View Group)

スポーツ&エンターテインメント・コンサルティング会社のエレベート・スポーツ・ベンチャーズ(Elevate Sports Ventures)社(以下、「エレベート」)は、2023年にイングランドのマンチェスター市で開場予定の屋内アリーナ『コープLIVE』を建設する不動産ディベロッパーのオークビュー・グループ(Oak View Group=OVG)とパートナーシップ契約を締結した。コープLIVEの座席数は23,500席で、完成後は英国最大の屋内アリーナとなる予定だ。

エレベートはこれまでNFL(アメフト)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)、MLB(野球)、MLS(サッカー)といった北米最高峰リーグやモータースポーツなどに同社の高級ホスピタリティ販売の事業モデルを導入した実績がある。同社にとって初の海外プロジェクトとなるコープLIVEでは、主に事業戦略、高級ホスピタリティ商品のマーケティング、営業、サービス事業開発などの業務をサポートしていくことになる。

エレベートはコープLIVEの27室のVIPスイート、ならびに2,500席のプレミアムシートとVIPスペースで構成される9ヶ所のラウンジおよびクラブスペースの販売を担当するほか、DtoC、デジタルマーケティング、チケットとプレミアム商品の価格設定、営業、サービス企画といった業務領域にアナリティクスとビジネスインテリジェンス関連サービスを導入する役割も担う。

また、エレベートはコープLIVEの高級ホスピタリティを紹介するカスタム設計のモデルハウス『コープLIVEセールススイート(CO-OP LIVE Sales Suite)』をマンチェスター市内のノーザンクォーター地区にオープンする。コープLIVEセールススイートは2021年4月にオープン予定で、エレベートは接客や契約交渉をする販売エグゼクティブスタッフの募集・採用業務をサポートする。

コープLIVEは、サッカーのプレミアリーグ(1部)に所属するマンチェスター・シティFCの本拠地『エティハド・スタジアム』に隣接するエティハド・キャンパス内に開設する予定で、年間約120のイベント開催を通じ、130万人の来場を見込んでいる。コープLIVE建設計画は2020年9月にマンチェスター市議会が承認し、その数日後に生活協同組合(Consumers' Co-Operative=Co-Op)が同アリーナの15年間のネーミングライツ(命名権)契約をOVGと締結した。

2020年10月には、英国を代表するスター歌手のハリー・スタイルズ氏がプロジェクトに参加し、建設計画にも積極的に関与していく方針であることが発表された。コープLIVEはアトリウム(Atrium)、ザ・レコードルーム(The Record Room)、コープ・バックステージバー(Co-Op Backstage Bar)、ザ・デック・スイート(The Deck Suite)、ハングアウト(Hangout)、ナイトマーケット(Night Market)など、独特の雰囲気を生み出すホスピタリティ空間を多数提供することで、来場客の持つ従来のアリーナ体験を再定義することを目指している。

コープLIVEのザ・デック・スイートの完成イメージ
コープLIVEのザ・デック・スイートの完成イメージ (画像:Oak View Group)
ザ・ハングアウトの完成イメージ
ザ・ハングアウトの完成イメージ (画像:Oak View Group)

OVGインターナショナルのサム・ピッチオーネ3世社長は、コープLIVEについて次のように話した。

「私たちは常にファンとアーティストの皆様を第一に考えており、コープLIVEではすべてのファンの皆様に欧州の他のアリーナでは味わえない上質なファン体験をお喜びいただけるでしょう。

今回、高級ホスピタリティ商品のマーケティングと営業において他の追随を許さない専門性を持つエレベートとパートナーシップを築くことができ、非常に嬉しく思っています。また、先行投資の一環でマンチェスターに開設する販売拠点の現地チーム結成業務においても、エレベートの支援を受けることができることも嬉しいニュースです」

エレベートのアル・ギド会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように話した。

「オークビュー・グループと力を合わせ、マンチェスターにとって非常に大きな意味を持ち、これまでにない多くの機会を生み出す装置となる特別なアリーナの建設をサポートできることを非常に嬉しく思っております。コープLIVEは、欧州エンターテインメント業界全体に大きなインパクトを与える特別なアリーナになることでしょう。

その躯体サイズと事業規模の大きさのみならず、コープLIVEはお客様に心から感動していただける高級ホスピタリティの提供を目指しており、そのために必要な最上級のビジネスインテリジェンス、マーケティング戦略、そして営業に必要な知見をエレベートがお届けできることを誇りに思っております。各業界を代表する最上級のパートナーの皆様は、高級ホスピタリティ商品や事業戦略、営業、そしてサービスの水準を大きく引き上げる画期的なプロジェクトを望んでおり、今後、私たちは世界中のそういった皆様と多くのパートナーシップを結んでいきたいと考えております」

コープLIVE建設計画については、同じマンチェスター市内の21,000席のAOアリーナを運営するASMグローバル(ASM Global)社が反対の意思を表明しているが、OVGは両アリーナが共存できると主張している。コープLIVEの建設事業は3,350の雇用を創出し、アリーナ完成後も1,000の新規雇用が生まれることが試算されている。

コープLIVEの完成イメージ
コープLIVEの完成イメージ (画像:CO-OP)

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Co-op Live engages Elevate for premium hospitality marketing

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